セガがP5Xの海外リリースを検討中ペルソナ5 ザ・ファントムXは北米で発売されるのか?
ペルソナ5』のガチャ・スピンオフ『ザ・ファントムX』(P5X)が、日本および世界でのリリースを検討中であることが明らかになった。これはセガの最新の2024年3月期決算報告で示されたもので、「ペルソナ5 ザ・ファントムX」は現在のところ、販売面では "期待通りのスタートを切っている "とし、"将来的には日本や世界での展開も検討中 "としている。
現在、一部地域限定でオープンベータを実施中
ペルソナ5 ザ・ファントムX』は同社のライセンスにより、2024年4月12日に中国でモバイルおよびPC向けにソフトローンチされ、その後4月18日に香港、マカオ、韓国、台湾でリリースされた。このゲームは現在オープンベータ段階にあり、韓国のPerfect World Gamesがパブリッシャーを務め、中国の子会社であるBlack Wings Game Studioが開発を担当している。
プレイヤーは、昼は高校生、夜はペルソナを操る "怪盗ワンダー "と呼ばれる無口な主人公となり、ペルソナ5シリーズに登場するペルソナ使いたちと共に、社会の腐敗と貪欲さが生んだ複雑な不正を元に戻す使命を果たす。
ペルソナ5 ザ・ファントムX』は、従来の『ペルソナ』シリーズと同様、ターン制の戦闘システム、ソーシャルシム、ダンジョンクローリングといったJRPGの要素を取り入れつつも、ひとひねり加えている。新キャラクターの獲得にはガチャシステムが採用されている。
新ゲームモード「ハートレール
セガ、ゲームソフト部門は堅調な売れ行き
セガはまた、「フルゲーム」カテゴリーにおける国内スタジオの新作タイトルおよび前年度発売タイトルのリピート販売も堅調であったと報告した。このうち、『龍が如く 維新!1月26日の発売から1週間で世界累計販売本数100万本を達成した『龍が如く 無限の富』、アトラスタイトル史上最速となる2月の発売から1週間で世界累計販売本数100万本を達成した『ペルソナ3 Reload』、昨年11月の発売から900万人を動員した『Football Manager 2024』などが挙げられた。
セガの25年度業績見通しと中間期変更点
これに伴い、セガは事業体制を変更し、「ゲーム事業」を新設すると発表した。セガはオンラインゲームをさらに推進し、北米のオンラインゲーム市場に参入し、ビジネスモデルの第3の柱として確立していくとしている。
オンラインゲーム以外では、セガサミー・クリエイションによるスロットマシンの開発・製造・販売や、パラダイスセガサミーによる統合型リゾート施設の運営事業などを行う。
2025年3月期については、前年比増収増益を見込んでいる。ゲームソフト事業全体では930億円(約5,970億円)と、2024年3月期通期実績の881億円から5.4%増加する見込み。セガはまた、主力IPの一つであるソニックシリーズの新作を来年にリリースする見込みである。