DCUのアーキテクト、ジェームズ・ガンは『ピースメーカー』シーズン2のクライマックス近くで予定される重要なカメオ出演について示唆したが、それがスーパーマンと関連するか、別のDCUキャラクターを登場させるかについては口を濁している。
公開予定の『スーパーマン』映画は、2025年8月21日にMax(旧HBO Max)で配信開始される『ピースメーカー』シーズン2の時系列上の前日譚となる。『スーパーガール』は2026年6月26日公開予定で、『ランターンズ』シリーズは具体的な日付が未定だが、DCUのタイムライン上では両作品とも『スーパーマン』と『ピースメーカー』シーズン2の後を描く。
最近公開された『ピースメーカー』シーズン2のトレーラーでは、スーパーマンのサポートキャラクターであるマクスウェル・ロード、ホークガール、ガイ・ガードナーが反英雄タイトルキャラクターとの不運なスカウト面接を行う様子が明らかになった。
ガンはエンターテインメント・ウィークリー誌に「『ピースメーカー』シーズン2は『スーパーマン』との強力な物語的連携を保ちつつ、今後のDCU展開への布石を敷いている」と語った。
「視聴者は『ピースメーカー』シーズン1で量子展開チャンバー技術の一端を垣間見たが、『スーパーマン』ではその機能がさらに掘り下げられる」とガンは説明。「QUC(量子展開チャンバー)は『ピースメーカー』シーズン2のストーリーの核心となり、前半ではスーパーマン関連キャラクターのイサベラ、ネイサン、ショーンと交差した後、シーズン後半で予想外のDCUキャラクターが登場する。特にクライマックス近くで登場する一つは非常に重要なカメオとなる」と続けた。
監督は『ピースメーカー』シーズン2がシーズン1結末から数年後を描くと確認しつつも、厳密な時系列制約を意図的に避けていることを明かした。「クロスオーバー宇宙の作品に多く関わった経験から、柔軟なタイムラインを保つことの創造的利点は理解している」とガンは述べた。
DCユニバース配信スケジュール
最近の発表で、『スーパーマン』『ピースメーカー』シーズン2『スーパーガール』『ランターンズ』の間で多数のキャラクタークロスオーバーが起こることが確認され、マーベルのDisney+時系列ガイドと比較したDCUのタイムライン構成へのアプローチに疑問が投げかけられている。
ファンが今月初めにタイムラインの明確化を求めた際、ガンは「物語上のフラッシュバックがあるものの、DCU初期作品は基本的に時系列順に公開される」と回答。「現時点では『クリーチャー・コマンドーズ』『スーパーマン』『ピースメーカー』『ランターンズ』『スーパーガール』をおおむね時系列マーカーと見なしてほしい」と説明した。
Maxプラットフォームでは現状Disney+スタイルの時系列整理機能はないが、ガンの発言はDCU拡大に伴い将来的なシステム実装の可能性を示唆している。
その他に確認されているDCUプロジェクトには『クレイフェイス』(2026年9月公開)や、現在鋭意開発中の『ブースター・ゴールド』『パラダイス・ロスト』シリーズが含まれる。一方『ジ・オーソリティ』は開発上の課題に直面し、『ウォーラー』スピンオフは制作遅延に見舞われている。
ミスター・テリフィック、ジ・エンジニアー、ボラビアのハンマー、アルトラマンらコアヒーローに加えて豪華キャストが揃う『スーパーマン』では、キャラクター活用を巡る憶測が絶えない。